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2012年1月30日 (月)

エスカレーター

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昨日の晩、良く見るNHK教育TVの美術番組で、木村伊兵衛氏のことを取り上げてたんだけど、
これが面白かったなぁ。

いや、はっきり書いちゃうと、木村伊兵衛氏や、氏のことを尊敬している多くの人に
失敬なんで、やめときますが、でも、彼の写真で気になるポイント、それを、
作品をそう選んで、並べて放映して、私ごとき素人が看破することぐらいTV局の美術番組の
ディレクターは予測するだろう。だから、それはわざとやったな、と。

で、しまいには女子アナみたいな人が、パリで木村氏が撮ったのと同じポイントに立って、
ライカのデジタルカメラ(チャラけてるなぁ)で撮った写真と、オリジナルの木村氏の
作品を並べて見せる。「絞りはいくつで、シャッタースピードはいくつですね」とか言いながら。

でまあ、放送では色々解説してるわけですが、見てる人は思うわけですよ。
「大差ないじゃん」・・ったりまえだ。それはある種、写真の本質なんで。

しかし、番組あげて、木村伊兵衛氏のことをチャカしたね。教育TV。意図は何だろう。
そういう意味で面白かった。

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2012年1月29日 (日)

ボーイフレンドらしき人をビデオに撮る女性

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寒いのに何か大変そうだなぁと思いつつ。

昔のユーミンの唄なんかによくあるけどさ、スポーツに熱中するボーイフレンドを
微笑ましく見る女性目線ってやつ。なるほどね。

僕自身は風邪をひいてしまったようで、今日は家でじっとしている。

ところで、コダック社が米国で破産法申請とな。心配だ。
すぐに倒産とか、事業から撤退、とかそういうこともないのだろうけど、
T-MAXとか手に入りにくくなったら困るなぁ。


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2012年1月22日 (日)

家族連れ

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さて、そろそろデリーのシリーズも終わりにしようかな。

何日にも渡って書き続けてしまったのは、やっぱり初めて訪れたかの国が、自分にとっては
色々と衝撃的で、自分の記憶のために、何かの形で残しておいた方がいいかな、と思ったことと、
実は、帰国したときにカミさんに「インドはどうだった?」と聞かれて、上手に答えられなかった
ということがある。上手に答えられなかったというのは、多分、自分自身でちゃんと整理が
ついてなかった、ということかな。と。

「気をつけてたからお腹をこわさずに済んだ」とか「トイレに住んでる人がいてびっくりした」とか、
そういう断片的なことは別として。

ほんの数日間の滞在で何も断定的なことなどは言えないけれど、一番印象的だったのは、
「インドの人達は微笑まない」ということ。これは、かの国の人々に独特な、眼窩の深い骨相から
来る印象なのか。いやきっとそうじゃなく、仕事の現場でも、スタッフに、「スマイルを忘れない
ようにね」と明確にお願いしたけど、結局、その点では満足いくものではなかった。我々だけでなく、
他の会社もそうであったので、多分、インドに固有のことだと思う。

国が豊かじゃないとか、街が清潔じゃないとか、食べるものが云々とか、僕はそんなことには
割とフレキシブルに順応してしまうんだけど、どうも、かの国を去るまで、どこか気持ちの中に
冷え冷えしたものを抱き続けていたのは、それが要因のひとつなのでは、という気がしている。

反面、例えば、去年の夏訪れたジャカルタは、同じく発展途上にある、お世辞にも豊かとは
言えない街であったが、なぜか皆、微笑んでいて、どこかオープンな雰囲気があった。
Facebookにも「もし、GDS(Gross Domestic Smile -国民総生産じゃなくて国民総微笑)
なんてな指標があったとしたら、この国は相当レベル高いね」なんて書いた記憶がある。

だからやはり、今のところ、「面白い国だった。また行きたいな」という気持ちには
なれないでいる。今までいろんな国に行ったけど、そういう風に感じるのは、
ロシアに続いて2番目だ。

でも、そう結論付けはしないで、今のところは、このままこれで置いといて、
どうせ仕事でまた行くことになるのだから、その時にまたこれを見返してみて、
この印象がどう変わるか、それはその時に考えてみよう。


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2012年1月20日 (金)

商店街

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もう一カ所まわってみたのは、ホテルからそんなに遠くない商業エリア。
「Khan Market」という地下鉄の駅を降りてみた。多分、比較的裕福な人達が多いエリアだろうと
予想していたが、予測通り、クルマで買い物に来る人のための駐車場があったり、
身なりの良い人が多い。外国人らしい(僕らの同僚のように、海外赴任でインドに来ているとか)
人もちらほら見かけるし、僕が買えるようなものも、結構たくさん売っている。

「裕福な人が多いはず」と予測したのは、ホテルのコンセルジュに、「地下鉄に乗りたかったら、
Khan Marketまで歩いて行って、そこから乗ると良いです」と言われたから。つまり、僕はそこに
行っても大丈夫、って意味だよね。東京でたとえて言えば、ニューオータニのコンシルジュが
土地勘のない観光客に「地下鉄に乗るなら、赤坂見附まで歩いて行って・・」って言うような
そんなエリアかなと思ったわけです。

アドバイスに従い、僕はそれとは全然違う方向に歩き出して、あちこち見て回って、最後に
この駅まで地下鉄で戻ってきて、ホテルまで歩いて帰った、という今回の散歩のルートであった。

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とはいえ、混沌としているのは程度の差こそあれ、ここも同じ。
15年くらい前だったか、初めて中国に行ったとき、上海で「ここだったら、きっと僕は
暮らせるな」と思ったけど、西安では「うひゃーここは無理」と思った、その西安に近いレベル。


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2012年1月19日 (木)

アンバサダー

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インドで一番よく売れているのは、日本のスズキ。マーケットシェアは50%を越す。
この国でクルマを買うことができるのは、まだ、ごく限られた裕福な層なので、
ワゴンRのような軽規格のクルマでも、オーナー様は後席に座り、運転手つきで乗っているのを
よく見かけた。お国柄だ。

その他、オートリクシャーと呼ばれる、原動機付き3輪車のタクシーが多い。街を歩いていると、
「おい、乗らないか」(と言っているんだろう)と盛んに声をかけられる。

タタ自動車とかいくつか国産車のメーカーもあるけれど、一番有名なのが、この、アンバサダー
というクルマ。1940年代から連綿と作り続けられている。イギリスからのライセンス生産だった。

日本にも並行輸入されたことがある、と何かの記事で読んだことがあるけど、日本で見たことはない。
UKにいた頃、ロンドンで何度か見たが、あれは誰かが酔狂で乗ってたんだろう。

このクルマは、正面に「インド政府」とロゴが入っていて、フロントフェンダーに国旗がついてる。
誰か偉い人の公用車と見た。


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最後に、ホテルから空港に移動するためにタクシーを頼んだら、そのタクシーが
アンバサダーだった。ホテルの人は「別料金がかかりますが、ホテルのクルマを用意
しましょうか?」と勧めてくれたけど、それは断って、普通のタクシーにしてもらった。
実は、ホテルの用意するメルセデスよりも、僕にはアンバサダーの方が嬉しかった。

走り出してしばらくしたら、運転手君、「給油する」とガソリンスタンドに寄った。
日本じゃちょっと考えられないけど、ユルい国ではたまにそういうことがある。

最近のアンバサダーのタクシーは、ガソリンじゃなくて、圧縮天然ガス(CNG)で走る。エコだ。
で、どうやらそれがルールらしく、「給油してる間は、クルマから降りててくれ」と
言われた。運転手君も降りた。カメラを持ってクルマを降りて、そこで1枚、撮った。

てことは何かい、給油中に何か危険なことが起きる可能性がある、ってことかい?おいおい。

走り出してしばらくしたら運転手君、「どのターミナルに行くんだっけ」と。
「ターミナル3だよ。コンチネンタル・エア」と言うと、「何だターミナル1じゃないのか。
だったら500ルピーじゃなくて700ルピーだよ」とか言い出す。インドのタクシーは交渉制だ。

「乗るときに500ルピーって言ったじゃん」と言うと、「日本人だからターミナル1だと思った。
3は1よりも少し遠いんだよ」とか色々言い始める。なるほどねー、そういう交渉術かぁ、
さすがにシタタカだ。

渋々承知するフリをしつつ、内心では、アンバサダーに乗れたし、クルマの写真も撮れたし、
タクシー運転手君と値段交渉する、というアトラクション代込みで200ルピーか、とクスクス笑う。

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2012年1月18日 (水)

デリー中心部

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今度は逆に、街の中心部あたりに行ってみようと思い、iPadに入ってるGoogle map
(これはこういう時、チョー便利)を見ながら移動した。ここは地下鉄の駅では
“Central Secretariat”というあたりで、向こうに見えるのは、議事堂とか官庁街だと思う。
東京で言えば、霞ヶ関とか国会議事堂前とか、そんなあたり。

当然のように、警備をしている警察だか軍隊だか、そういう人々が大勢いるんだけど、
ガーデンチェアみたいなものを持ち出して、のんびりとダベっている。
詰め所みたいな建物も、木陰に材木で作った掘っ建て小屋。ボロいバイクと給水器。

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その傍らの広場には、警備兵が立っている。そうかインドの兵隊の自動小銃は、これは
カラシニコフなんだな。向こうの方では、草野球、かと思ったら草クリケット。なるほど。
だいたい、勤務中の警備兵を写真に撮ろうとしたら「やめなさい」と制止されるのだが、
(というか、そもそも、銃を持った兵士にカメラを向けようとは普通、しないものだ)
この人はそういうことには全くお構いなしに、撮られるがままにしている。

想像通り、全体にユルーい感じ。

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2012年1月17日 (火)

インド路上点景

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荷車にてんこ盛りの一斗缶。
・・・え、一斗缶?インドで一斗缶が流通してるのか?不可解。
この他にも、「てんこ盛り」はいたるところで見受けられた。
荷物だけじゃなくて、4人乗ったバイクとか、軽自動車にてんこ盛りの人とか。

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これは何かの飲食店。店員が暇そうに座っていた。

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手入れの良い庭があったのでちょっと入ってみた。多分、何か公的機関だったと思う。
勝手に入り込むな>俺様
庭木の葉っぱの切りそろえ方がかわいかった。こういう髪型の人がいると思う。

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2012年1月16日 (月)

デリーの雑踏

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歩いていたら、地下鉄の駅があったので、2つか3つ先の駅まで当てずっぽうに乗って、
そこで降りてみた。2つくらいの線が交差している駅に行けば、多分人通りの多い商店街か何か
あるだろうと思った。

駅を出てみたら、確かにそこは、雑踏の真ん中だった。

意識してジーンズにジャンバーみたいなラフな格好で出てきたのだけれど、それでも
自分自身、強烈な「よそ者感」を発している。奇異の視線を浴びまくる。
多分、ここはデリーの中でもあまり高くない層の人達があつまるエリアなのだろうと想像する。
英語があまり見られない。

「ワープ」とか「タイムスリップ」というような言い方に近い感覚。あるいは、
スターウオーズみたいな映画で、未知の惑星に漂着して、そこをさまよってるような錯覚。


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交差点には信号があるけれど、あまり機能はしていないような様子。
クルマはやたらとクラクションを鳴らすので、非常にうるさい。
車両は車線を守らず、ミラーがもげている(始めからない?)クルマも多いので、
皆、あまり周囲を見て運転はしていないようだ。

モノクロで撮ってしまうと、これは先週のものではなく、まるで、終戦直後の
記録写真みたい。新橋のヤミ市の写真とかウエブでちょっと見てみたけど、しかしあれは
これよりもまだよほど秩序があるように見える。とにかくここは混沌としている。

自分自身も、この混沌に翻弄されてしまって、腰を据えて写真を撮る、というよりも、
キョロキョロと視線が定まってないような様子が出てしまっている。
写真は正直だなぁ。


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2012年1月15日 (日)

モスク

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デリーで撮ったフィルムをやっと現像することができた。

デリーから移動先のデトロイトに飛ぶフライトが夜中だったので、幸い、仕事を片付けた後、
数時間の余裕ができた。ホテルをチェックアウトして、荷物を預け、カメラを持って、
適当に歩き出した。ガイドブックに載っている観光地にはあまり興味がなかった。

遺跡のような場所があったので入ってみたら、イスラム教のモスクだった。
どうやらちゃんとモスクとして機能しているようで、祈ってる人もいた。
庭には大きな井戸があり、水汲みをしている人もいたが、この人は、モスクとは
関係ないように見受けられた。ただ、水を汲んでそれを売っているような感じの人。

これよりも先に進むには、僕が立っている場所で靴を脱ぎ、裸足になって、
細いカーペットの上を歩いて行かないといけないようだったが、僕は異教徒であるし、
よそ者なので、入り込むのはここまでにした。


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2012年1月 4日 (水)

デリー、仕事の現場にて

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最初、この女性が何をしているのか、わからなかった。

この人が右手に持っている棒の先には磁石がねじ止めしてあって、それで地面のあたりを探ると、
折れ釘とか針金の切れ端とか、鉄屑がくっついてくる。彼女は、それを拾っては、頭の上に乗せた
袋に集めている。きっと、それを廃材業者に売ると、いくばくかの金になるんだろう。

随分昔に読んだ開高健の小説にあるような、戦後の焼け野原の日本のような底辺の生業。

いや、でも、だからといって、この人を憐れんだり、ましてや蔑んだりしてるんじゃないよ。
この人はガッツリたくましく生き抜いてるんだと思うし。ワタシごときが何をほざこうが。

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2012年1月 2日 (月)

中庭へ

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出張のトランジットのために香港空港にいる。搭乗時刻までまだ1時間ある。
空港は随分と快適。言語は中国語と英語が半々くらいだけど、まわりにいる人達は、
何人なのか、観光客なのか、仕事で移動しているのか、どこから来てどこに行こうとしているのか、
全く見当もつかない、人種と文化のごちゃまぜ。僕もその中の一人なのだと思うと、妙に落ち着く。

キャセイパシフィックのラウンジは、インターネット接続もタダだし、
おせっかいな館内放送もないし、感じが良い。「うるさくない空港だな」とちょっとWikipediaで
調べてみたら、発着便数がすごく多いので、放送してるとかえって混乱するから、
基本的に館内放送はないそうだ。皆、自律的に自分で調べて、行くべきところに行きなさい、と。

大人だなぁ。こうありたいなぁ。

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